このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 肌計測の基本と皮膚有効性評価の実施ノウハウ [講習会詳細] | テックデザイン
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美容はもちろん、食品・医薬業界の技術者にも! 皮膚の状態を評価するために『何を』『どのように』『どんな人を』計測すればいいのか、皮膚の構造・機能の基礎から実施の際に発生しうる課題と対策までを網羅し解説します。また、皮膚研究の今後の動向についても講義します。

 

皮膚への有効性評価の適切な方法や被験者の選び方が基礎からわかる!

 

肌計測の基本と皮膚有効性評価の実施ノウハウ

 

コード tds20240723h1
ジャンル 人間科学
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 7月 23日(火) 10:30~17:00
配信について 本講座はリアルタイム受講のみ実施いたします。
見逃し配信はございませんのでご注意ください。
資料(テキスト) 印刷物を郵送いたします。
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込)

 

肌計測の基本と皮膚有効性評価の実施ノウハウ

●講師

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 客員教授 矢田 幸博先生

1984年、花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。この間、留学を経て、1992年、学位習得(医学)。1995年に当時のスキンケア研究所に転属。この間、世界で初めて細胞情報伝達関連酵素の精製、紫外線による皮膚の黒化機構の解明やアトピー性皮膚炎の脂質代謝異常の発見およびそれらのケア剤の開発を行った。2001年ヒューマンヘルスケア研究所にて、ストレス研究、睡眠研究、香り研究に従事、2010年より現職。 社外での研究活動としては、1998年より東京女子医科大学医学部、2000年より富山大学医学部、2007年より佐賀大学理工学部大学院、広島国際大学看護学部の非常勤講師、特別研究員を歴任。2011年より久留米大学大学院の客員教授(~21年まで)、2012年より筑波大学大学院人間総合科学学術院グローバル教育院ヒューマンバイオロジーの教授を兼任し、教育活動、研究活動に従事。2023年、花王を退職、筑波大学を退官。同年4月より筑波大学大学院の客員教授に就任、合わせて統合生理学研究所を設立し、代表を務める。大学間での共同研究、さらには、企業の学術指導、研究支援にも積極的に邁進中。直近の著書として、『不定愁訴の統合生理学と商品開発~美・健康・老化予防と有効性評価試験』を出版(2021年6月)など。

●詳細

Ⅰ. はじめに
 1. 皮膚の構造と機能
 2. 皮膚機能の生理学的理解
Ⅱ. 皮膚の構成要素と皮膚機能
 1. 皮膚色・弾性・バリア能の構成要素と機能
 2. 皮膚性状とストレスとの関連性
 3. 皮膚の代謝の構成要素と機能
 4. 皮膚免疫と抗菌ペプチドの機能
Ⅲ. 皮膚機能の計測法と課題
 1. 皮膚の水分、バリア能の計測技術と課題
 2. 皮膚色の計測技術と課題
 3. 皮膚の粘弾性の計測と課題
 4. 皮膚の表面形状、シワの計測と課題
 5. 皮膚血流の計測と課題
Ⅳ. 皮膚有効性評価、実用試験の現状と課題
 1. 被験者の特性把握と選出条件
(生活環境、心理生理特性など)
 2. 被験者設定における関連事項
(季節、環境、地域、性差、加齢など)
 3. 海外調査、有効性試験実施時の被験者選出の留意点
Ⅴ. 官能評価,有効性評価,実用試験の計画と実施
 1. 試験計画のたて方と試験実施上の留意点
 2. 高い信頼性と効率的な評価、試験実施方法
 3. 海外調査の計画および試験実施の際の留意点
Ⅵ. 皮膚有効性評価の新視点(心理生理評価,香り, 食品の有効性評価など)とその評価法
 1. 自律神経活動評価法、概日リズムと皮膚機能
 2. ストレス・疲労と皮膚機能の関連性
 3. 本人特性、素質を理解した皮膚機能評価
 4. 化粧料への香りの利用と有効性評価
 5.食品摂取による美肌の有効性評価
 6. グローバル視点での評価法の実施
Ⅶ. まとめと今後(質疑応答を含む)


<本講座での習得事項>
 1. 皮膚の構造と機能および有効性評価の概論
 2. 有効性評価の被験者選出、測定時期の課題と対策
 3. 皮膚の計測法の課題と対策
 4. 有効性評価試験の立案と実施上の課題と対策
 5. 海外での実態調査および有効性評価の課題と対策

<講義概要>
近年、美容だけでなく、食品や医薬関連メーカーにおいても皮膚への有効性評価を研究し始めた企業が多い。中でも、
 1. 評価に適した被験者の選び方が判らない
 2. 皮膚測定のための手法とその課題は何か知りたい
 3. 皮膚有効性の為の試験の立て方と実際が不明確
 4. 皮膚有効性評価を行う際の課題と対策を知りたい
などの相談が増えている。即ち、皮膚計測技術だけでなく、被験者の選定や有効性評価のやり方など基本的な課題とその対策に悩んでいるケースが散見される。
そこで本講では、皮膚の構造と機能及び有効性評価について解説するとともに、有効性試験のための被験者選出、計測手法および試験立案と実施における課題を多くの実例をあげながら紹介し、それらの課題の対策について言及したい。本講が企業担当者の研究開発の一助となることを期待したい。



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