このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 プラスチック設計者に伝えたい!成形品の性質を考慮した『図面』の書き方 [講習会詳細] | テックデザイン
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射出成形品には、金型から抜くための抜き勾配が存在するうえ、ひけや反りといった特有の性質があります。そのため、射出成形品の仕上がり精度を正しく指示するには、こうした性質を理解し図面を書く必要があります。本講ではそのポイントを解説します。

 

プラスチック設計者に伝えたい!
成形品の性質を考慮した『図面』の書き方

 

~設計者・製造者・品質管理者にとって三方良しの図面とは~

コード tds20240524r1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 5月 24日(金) 13:00~17:00
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は10日程度)
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常: 33,000円 (消費税込)

 

●講師

NECO・no・Te エンジニア株式会社 代表取締役 技術士(機械部門)  弁理士 岩堀 圭吾

2006年 音響機器メーカーに入社し、電気製品の開発に従事する。2019年 同社退職し、特許事務所に入所。2023年 NECO・no・Teエンジニア株式会社を設立し、技術コンサルティング、製品開発の受託、知的財産権に関するコンサルティングなどに従事する。技術士(機械部門)。

●詳細

<習得知識>
・射出成形品と他の加工部品との性質の違い
・成形品にとって有用な幾何公差の使用方法
・幾何特性仕様(GPS規格)の基礎知識
・測定の基礎知識

<プログラム>
1.いまどき図面は必要か?
  ・2D図面の役割
  ・図面は必要か不要か
  ・3Dデータと図面との関係
2.射出成形品と図面
  ・射出成形特有の問題
  ・従来における典型的な成形品の図面とその問題点
3.幾何特性仕様(GPS)の基礎
  ・幾何公差と付加記号の基礎
4.射出成形品の性質を意識した図面
  ・普通公差(一般公差)欄の工夫
  ・成形品の置き方を意識する
  ・成形品の基準を意識する
  ・射出成形の特性を意識する
  ・その他図面の書き方の事例
5.測定の基礎
  ・寸法測定の意味
  ・図面の書き方と測定器の関係
  ・ゲージの活用
6.3DAモデルへの進化
  ・3DAモデルの概要と当面の運用について

<講義概要>
 プラスチックの射出成形品の設計においては、3Dデータを利用した製品や金型の設計が主流になっています。一方で、皆さんの会社では二次元の図面を有効に活用できているでしょうか。手間と時間をかけて図面を作り上げても、設計者から見て完璧と思えたものが、製造する人や寸法を測定する人からすると不十分、不適切と言われることもあるのではないでしょうか。 
製造者や品質管理者にとっても意義のある図面とするためには、射出成形品特有の性質を考慮し、幾何特性仕様(GPS)を意識して図面を書く必要があります。
 しかし、実際には、射出成形品の性質を考慮していない図面や、ノギスで測れるような単純な形状のみを前提とした図面を見かけます。このような図面で生産した射出成形品は、寸法等の精度評価が曖昧になり、図面の意義が失われる結果、不具合や事故の発生を予見できないといった問題を引き起こします。
 そこで、射出成形品の適切な図面の書き方を詳しく解説するセミナーを開催いたします。本セミナーでは、射出成形品の設計で豊富な経験を持つ講師が、設計者が意図する仕上がり精度を適切に図面に反映させるとともに、製造者や品質管理をする側にとっても意義のある射出成形品の図面の書き方をわかりやすく説明します。



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