このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 バイオテクノロジーとAI技術による水産業 [講習会詳細] | テックデザイン
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日本の漁業はこれからどうなるのか?様々な角度から、未来の漁業の可能性について、最新の知見を紹介します。

 

バイオテクノロジーとAI技術による水産業

 

~品種改良・完全自動水産養殖・漁獲物の自動認識~

コード tds20240729z1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 7月 29日(月) 13:00~17:30
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度)
当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 印刷・製本したものを郵送
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※5月29日までの申込

 

第一部:海水魚養殖の現状とゲノム編集技術の品種改良への応用(1H)

●講師

近畿大学 水産研究所 教授 家戸 敬太郎先生

●詳細

Ⅰ.日本の海水魚養殖の歴史、現状および課題
1. 海水魚養殖の歴史
2. 海水魚養殖の現状(生産量、種苗、餌飼料、施設)
3. 海水魚養殖の課題

Ⅱ.海水養殖魚の品種改良(マダイを中心に)
1. 選抜育種
2. 染色体操作と性統御
3. 遺伝子操作

Ⅲ.海水養殖魚のゲノム編集の現状と課題、今後の展望
1. ゲノム編集技術によるマダイの可食部増量
2. ゲノム編集魚の食品としての安全性評価
3. ゲノム編集魚の流通
4. 養殖魚のゲノム編集の課題

【講師より】
 海水魚養殖の歴史を紹介し、養殖生産量、養殖用種苗、養殖に用いられる餌飼料および施設など海水魚養殖の現状と課題について述べる。
次に、マダイを中心に海水養殖魚の品種改良について、選抜育種、染色体操作と性統御、および遺伝子操作についてこれまでの取り組みを紹介する。
 最後に海水養殖魚のゲノム編集について、マダイにおける可食部増量の取り組みと、ゲノム編集魚の食品としての安全性評価、ゲノム編集魚の流通に必要な手続きを紹介し、養殖魚のゲノム編集の課題について述べる。

第二部:持続可能で完全自動水産養殖を可能とするアクア・コロニー構想(1.5H)

●講師

長崎大学大学院 情報データ科学部 教授 小林 透先生

●詳細

Ⅰ. 生け簀5.0 (業界の背景説明)
1. 政府が提唱するSociety 5.0に習った生け簀5.0(講演者造語)で水産養殖業の現状を説明
2. 水産養殖業における6(餌代):4(運用コスト)のコスト削減が持続可能化に向けて重要

Ⅱ. スマート養殖 (講演者のこれまでの成果の紹介)
1. 海面下に沈降させた生け簀である浮沈式生け簀向け自動給餌装置の紹介
2. 海面養殖生け簀向けマルチセンサ―プラットフォームの紹介
3. 海面養殖生け簀向け自動給餌AIドローンの紹介

Ⅲ. アクア・コロニー構想 (講演者の今後の取り組みの紹介と未来へ向けた議論)
1. 魚粉飼料の代替としての昆虫(ミルワーム)養殖のためのWormPodの紹介
2. 再生可能エネルギー,食糧残渣を活用した持続可能なアクア・コロニー構想の紹介
3. 水産養殖業のクール化による若年従事者の誘引と国際競争力の向上へ向けた鍵についての議論

【講師より】
 持続可能な水産養殖業はどのように実現できるでしょうか?水産養殖業の若年従事者を増やすにはどうすればよいでしょうか?講演者は、これらの問いに答えるためにスペース・コロニーにヒントを得たアクア・コロニー構想を提唱しています。
 本構想では、食料残渣により育成したミルワームを魚紛の代替飼料とします。そして、再生可能エネルギーを活用したドローンで資料を運搬しAIが自動給餌します。これらにより、自然資源に頼らず持続可能でクールな水産養殖業を実現します。未来の水産養殖業のあるべき姿をみなさんで議論しませんか?

第三部:画像認識を用いた漁獲物の自動認識(1.5H)

●講師

福井大学 学術研究院工学系部門 情報・メディア工学講座 准教授 株式会社VIGEON AI(ビジョンエーアイ) 代表取締役 長谷川 達人先生

●詳細

Ⅰ. スマート水産業に向けた情報処理技術
1. 水産業における画像認識
2. 画像認識による資源調査の自動化

Ⅱ.機械学習・深層学習の基礎
1. 機械学習ができることできないこと
2. 機械学習に必要なデータセット

Ⅲ.様々な漁場に転用可能な漁獲物の自動認識技術
1.魚種判別モデル
2.領域検出モデル
3.キーポイント検出モデル

Ⅳ.おわりに

 本講義では、スマート水産業を例に、画像認識技術について解説を行います。画像認識は画像に写る物体の認識や領域検出を行う技術の総称です。スマート水産業に向けて高精度な魚種の判別や、漁獲物の長さ推定技術が不可欠です。
 そこで、講演者の研究事例をベースに、画像認識技術で実現できることや、現存する最先端の画像認識技術についてご説明いたします。



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