このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 におい成分の捕集・抽出・分析と特性評価のためのデータ解析 [講習会詳細] | テックデザイン
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におい成分の捕集・抽出・分析と特性評価のためのデータ解析

 

~におい特性の理解・新しいにおい抽出法・GC/MS微量分析法・データ解析事例~

コード tds20240808z1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2024年 8月 8日(木) 13:00~17:00
配信について 【録画配信】あり
ご案内事項 <オンライン受講について>
オンライン配信を実施しますので、会場での受講が難しい場合はオンラインでご受講ください。
※録画配信となります
※配信予定期間:8/19~8/29を予定。
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※6月8日までの申込

 

●講師

香川大学 農学部 応用生物科学科 名誉教授 農学博士 田村 啓敏先生

専門は、食品機能化学、食品成分の超分子化学。高機能な食品の探索および、機能成分の分子構造と機能の関係を化学的に調査している。その他に、フレーバー物質の研究では、印象深いにおいのイメージを人に記憶させるにはどのような条件を満たすことが必要なのか,においの質とにおいの強度の数値解析から科学的アプローチをしている。

●詳細

Ⅰ. はじめに
1. においをターゲットにした商品
2. 微量で、複雑に相互作用する
におい特性の理解

Ⅱ. におい成分の捕集・抽出法
1. 効率的なにおい成分の回収法
(柑橘香気を例に紹介)
2. 最新機器等を使ったにおいの捕集法
(PFC, SPME, SPE)
3. 新しいにおい抽出法
(油脂素材中のにおい成分の分析法を含む) ⇒ (QuEChERS, 溶媒抽出, SAFE, Oiling-
outeffectを用いた抽出法,
その他の新しい抽出法の考え方)
4. 抽出物のにおい評価、質の確認
(トライアングルテスト他)

Ⅲ. におい成分の分析法 
 1. GC保持指標の利用
2. 農薬分析に学ぶGC/MS微量分析法
 3. LC/MS/MS, GCxGCに学ぶ微量分析法
4. デコンボリューション分析

Ⅳ. においの統計解析法等 事例紹介
 1. におい特性の類似度計算法と
オーダーインパクトスペクトラム
(OIS)表記法
 2. GC-Olfactometry法とLod法,
OISの比較
 3. コレスポンデンス解析
4. 因子分析、相関係数の利用
 5. 定量的記述分析法(QDA)解析
6. 二元配置法を使った嗅覚認知の
最適濃度の決定法

<習得知識>
・においの抽出法、捕集法
・においの捕集法を取捨選択するための知識
・天然香気や加工
・加熱中に発生した香気の分析法
・統計解析等、においの特性評価

<講義概要>
 においは多種多様な微量成分から構成され、におい成分ごとに、においの質と強度が異なる。そのため、食品のにおいを解析するた際には、
1. においの抽出法がにおい特性を十分に反映しているのか?
2. 抽出した精油の分析が最適な状態で行われたのか?
3. においの質と強度の評価が十分に配慮された解析法になっているのか?など、多くの要因を考慮する必要がある。今日までに、GC-Olfactometry法やLod法等、簡便な香気評価システムが構築されてきてはいるものの、複雑なにおいの相互作用やマスキング効果等の全体香気に与える影響などについては、定量的な議論ができていないのが現状である。
 そこで本講座では、実践的なにおいの抽出法、分析法に加えて、におい抽出液のにおい特性を確認するための官能検査や統計的データ解析等に主眼を置き解説する。更には、講師が近年開発した新しいにおいの抽出方法も併せて紹介する。



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