このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 睡眠・眠気の科学と評価 [講習会詳細] | テックデザイン
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睡眠については誤解や誤った情報が溢れています。本講座では、睡眠・眠気のメカニズムや評価、調節方法をはじめ、睡眠に関する正しい知識を解説します。機能性食品、健康器具、寝具、自動車、エナジードリンクなど【快眠】や【眠気覚まし】に関連する商品開発に携わる技術者におすすめです。

 

睡眠・眠気の科学と評価

 

コード tds20250723h1
ジャンル 人間科学
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 7月 23日(水) 10:30~16:30
配信について 見逃し配信はございません。リアルタイムでのご受講をお願いいたします。
資料(テキスト) 印刷物を郵送
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※6月13日までの申し込み

 

睡眠・眠気の科学と評価

●講師

広島大学 大学院人間社会科学研究科 教授 林 光緒先生

1991年 広島大学大学院 生物圏科学研究科 博士課程を修了。同年 広島大学 総合科学部 助手に就任。同学部 講師、助教授、教授を経て2020年より現職。研究面では日中の眠気と仮眠の効果に関する研究や睡眠習慣と睡眠衛生に関する研究など、30年以上にわたり睡眠に関する研究を行っている。また、教育面では広島大学教養教育科目「睡眠の科学」を担当するなど、講義や各種講演を通して睡眠に関する知識の普及を目指した活動。睡眠改善を目的として設立された一般社団法人日本睡眠改善協議会の理事として、睡眠に関する正しい環境と生活習慣をアドバイスする睡眠改善指導者の養成にも携わる。

●詳細

Ⅰ.睡眠のメカニズムと快眠法(講義90分+質疑10分)
・睡眠を調節する二つの時計:概日性と恒常性
・概日性① 体温の影響(概日リズム、入眠期、発汗)
・概日性② 光の影響(太陽光、照明、ブルーライト)
・概日性③ 社会的時差ボケとブルーマンデー
・恒常性① 睡眠時間(断眠、睡眠負債)
・恒常性② 昼寝
・恒常性③ 嗜好品(カフェイン、ニコチン、アルコール)

Ⅱ.睡眠の評価法(講義90分+質疑10分)
・生理的評価法(睡眠ポリグラフ記録、睡眠段階、ノンレム睡眠とレム睡眠、一晩の睡眠経過の特徴)
・行動的評価法(活動量)
・主観的評価法(睡眠日誌、睡眠習慣調査、睡眠臨床尺度)
・眠気の測定法(睡眠潜時反復テスト、視覚アナログ尺度、エプワース眠気尺度)

Ⅲ.日中の眠気とパワーナップの効果(講義90分+質疑10分)
・眠気の原因(睡眠不足、生体リズム)
・昼寝の功罪(疫学調査の結果から)
・昼寝の功罪(実験研究の結果から)
・適切な仮眠のとり方
・睡眠慣性に対する対処法

<本講座での習得事項>
●レム睡眠・ノンレム睡眠など、睡眠に関する基本的な知識
●快眠のための基本的な知識
●睡眠の評価法
●適切な仮眠のとり方

<講義概要>
「ノンレム睡眠は深い睡眠、レム睡眠は浅い睡眠」とよく言われていますが、これは間違っています。「理想的な睡眠は90分の倍数」というのも間違いです。睡眠については誤解や誤った情報が溢れています。睡眠に関する正しい情報を理解するには、まず、睡眠の基本的なメカニズムを知ることと、睡眠の質はどのように測定されているのかを知ることがとても重要です。そこで最初の90分間は、睡眠を調節する二つの機構、概日性と恒常性についてお話します。この二つのメカニズムを理解することで、快眠のためには何が必要かという基本を学ぶことができます。
続いての90分間では、睡眠段階はどのようにして判定されているのか、その基本をお話します。これを学ぶことで、ノンレム睡眠とレム睡眠に関する理解が深まり、先述の誤った知識を正すことができます。また、睡眠に関する各種の測定法についてお話します。近年、「睡眠の質」を測る様々な方法が提案されていますが、睡眠の質を誤って判定してしまわないためにも、睡眠の測定法の基本を学ぶことが必要です。
最後の90分間は、日中の眠気の発生メカニズムと効果的な昼寝のとり方についてお話します。日本人は世界のなかで最も睡眠時間が短いという調査結果があります。慢性的な睡眠不足は、日中に過剰な眠気が生じる原因となります。昼下がりに生じる眠気に対して、どのように対処すればよいのか、昼寝は効果があるのか、昼寝をとるならどのようなとり方をすればよいのかなど、具体的な対処法についてお話します。



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