このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 乳化剤の機能・特性の基礎と界面の特性・挙動を踏まえた食品加工・製品開発の考え方 [講習会詳細] | テックデザイン
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乳化の適切な利活用は品質の安定化や食味・食感の向上などをもたらしますが、その制御には乳化剤の特性や機能の理解が必要不可欠です。本講座では界面コロイド科学に基づくそれらの基礎・各論に加えて、加工食品への適用についてポイントを押さえて解説します。

 

乳化剤の機能・特性の基礎と
界面の特性・挙動を踏まえた食品加工・製品開発の考え方

 

コード tds20250725h1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2025年 7月 25日(金) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は講習会当日の10日後まで)
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※6月13日までの申し込み

 

乳化剤の機能・特性の基礎と界面の特性・挙動を踏まえた食品加工・製品開発の考え方

●講師

岩手大学 農学部 共同研究講座「シン・フードラボ」特任教授 三浦 靖先生

1986年 東北大学大学院 農学研究科博士課程後期修了。農学博士。同年 三菱化成工業㈱入社、総合研究所 研究員。1994年 岩手大学農学部 助教授。2011年10月より同教授,2024年4月より現職。専門は、食品化学工学、レオロジーおよび食品科学。安全で, おいしくて, 健康維持に役立つ食品を, 環境への負荷を低減しつつ,効率よく, 安価に, 安定した品質で創るため、食品新素材、新規の食品加工・保蔵法、食品品質評価法、地場食産業の技術支援に関する研究開発に取組む。

●詳細

Ⅰ.界面コロイド科学の基礎
①界面コロイド科学とは
②分子間力と分子間相互作用
③粒子間相互作用
④分散系の安定性
⑤表(界)面自由エネルギー
⑥界面現象:付着, 吸着
⑦乳化剤による安定化機構
⑧Pickering乳化
⑨泡沫の構造・可視化・定量化
⑩泡沫の形成・粗大化・排水・崩壊
⑪沫の力学物性

Ⅱ.粒子分散食品と気泡分散食品の設計ポイント

Ⅲ.乳化剤の種類と構造

Ⅳ.乳化剤の特性

Ⅴ.乳化剤の機能
①基本的な界面活剤 
②食品成分との相互作用
③乳化安定剤と乳化助剤

Ⅵ.乳化剤代替素材の開発例
①タンパク質-化学修飾、物理修飾
 (プラズマ/高圧/超音波/マイクロ波/パルス電場/磁場処理)
②多糖
③タンパク質-ポリフェノール類
④タンパク質-糖質
⑤タンパク質-糖質-ポリフェノール類
⑥食品残渣

Ⅶ.加工食品での乳化剤の利用
①気相-液相界面をもつ液体泡沫
②気相-固相界面をもつ固体泡沫や固体コロイド
③液相-液相界面をもつエマルション
④液相-固相界面をもつ固体コロイド
⑤乳化機構の解明
 (数値シミュレーション, 分子動力学シミュレーション)
⑥減塩
⑦食感評価 (粒子感)
⑧ドラッグデリバリー

<本講座での習得事項>
1. 乳化剤の機能を界面コロイド科学的に理解できる
2. 乳化剤の特性を界面コロイド科学的に理解できる
3. 加工食品に乳化剤を利用する際の着眼点を習得できる
4. 界面コロイド科学の観点から食品開発ができる

<講義概要>
一般的に食品は,多成分多相系かつ不均一混合系であるために熱力学的に不安定な場合が多いので,その製造・品質評価には広範な科学の理論と技術が適用されています。
気相-液相界面をもつ液体泡沫(ビール泡,ホイップクリーム,ソフトクリーム,メレンゲ),気相-固相界面をもつ固体泡沫や固体コロイド(ベークド製品,膨化スナック菓子,マシュマロ,アイスクリーム),液相-液相界面をもつエマルション(牛乳,ドレッシング,バター,マーガリン),液相-固相界面をもつ固体コロイド(豆腐,こんにゃく),固相-液相界面を持つサスペンション(ココア,抹茶,ソース),固相-固相界面を持つ固体コロイド(チョコレート,ラムネ菓子)には,多種多様な数多くの界面が存在するため,この界面の特性と挙動を制御することが求められます。この目的に乳化剤が利用されています。
本講座では乳化剤を適切かつ有効に活用するために,乳化剤の界面コロイド学的な機能と特性,ならびに加工食品に利用する際の着眼点を分かりやすく解説します。



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