このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 凍結保存中に生じる食品の品質劣化の基礎と劣化反応の抑制・対策のポイント [講習会詳細] | テックデザイン
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冷凍食品市場が拡大を遂げる昨今、保存中の劣化については更なる対応が必須とされています。本講座では凍結保存中の劣化要因、およびその抑制のためのアプローチについて、冷凍の専門家が基礎から最新動向までを解説します。

 

凍結保存中に生じる食品の品質劣化の基礎と
劣化反応の抑制・対策のポイント

 

コード tds20250825h1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 8月 25日(月) 14:00~16:00
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は講習会当日の10日後まで)
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格: 22,000円 (消費税込)

早割価格: 17,600円 (消費税込) ※6月13日までの申し込み

 

凍結保存中に生じる食品の品質劣化の基礎と
劣化反応の抑制・対策のポイント

●講師

国立大学法人 東京海洋大学 学術研究院 食品生産科学部門 教授 渡辺 学先生

1995年 早稲田大学 大学院理工学研究科 博士課程 単位取得終了後、旧・通商産業省 工業技術院 資源環境技術総合研究所 博士研究員としての勤務を経て、1999年より東京水産大学(現・東京海洋大学)に奉職。

●詳細

Ⅰ.食品の凍結保存の基礎
1.食品の長期保存法
2.凍結保存の特徴
3.凍結保存のサステナビリティ

Ⅱ.凍結保存過程で起こる食品の品質劣化

Ⅲ.凍結保存中の劣化反応の抑制
1.化学変化
2.乾燥
3.氷結晶の再結晶化

Ⅳ.結論

<本講座での習得事項>
● 凍結保存の基礎と,その利点,欠点を理解する
● 凍結保存中の食品に生じる様々な品質劣化とそのメカニズムを理解する
● 保存中の劣化反応を抑制するための手法について知る
● サステナビリティを考慮した凍結保存について知る

<講義概要>
食品の凍結保存は、温度を下げるだけというシンプルな操作によって数か月~数年レベルの長期間に及ぶ保存を可能とする、他とは一線を画する特別な保存方法である。何故、温度を下げるだけで長期保存が可能になるかというと、それは温度を低化させることにより化学反応、代謝反応、物理的状態変化などの保存中の劣化に関わるほぼ全ての変化の進行を抑制できることに加え、凍結濃縮のために水分活性が低下して微生物の生育が大幅に遅くなるためである。温度を低下させるだけなので、食品を今あるそのままの状態で保存できる可能性がある。
しかし実際には凍結保存後の解凍して喫食する際に、凍結前に比べて多少とも美味しさが損なわれてしまうことが多い。殊に凍結保存の黎明期には機械技術が未熟で凍結装置の性能が悪く、凍結品は美味しくないというのが半ば常識であった。これを改善するために急速凍結装置の開発が盛んに行われた結果、今や凍結工程に関してはかなりの高水準となっているが、喫食時の美味しさを向上させるためには凍結工程だけではなく、保存・解凍工程にも配慮する必要がある。
本講義では保存工程に注目してここで生じる品質劣化のメカニズムについて解説し、そして劣化を抑制するための方法について最新の研究成果も含めて紹介する。



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