このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 『 触る触感と食べる食感 』 化粧品・食品の摩擦ダイナミクスのテクスチャー評価への応用 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

化粧品・食品分野で利用されている触感/食感の評価装置や官能評価について解説した後、新たな評価手法のひとつとして、人工皮膚/口腔モデルや摩擦現象に着目した感覚のセンシングシステムを用いた測定・解析方法について、最先端の研究成果と商品開発への応用を紹介します。

 

『 触る触感と食べる食感 』 
化粧品・食品の摩擦ダイナミクスのテクスチャー評価への応用

 

コード tds20250730n1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 7月 30日(水) 13:00~16:15
配信について 【見逃し配信】はありませんので、ご注意ください。リアルタイムでのご受講をお願いします
資料(テキスト) 印刷物を郵送
受講料
(申込プラン)

早割価格: 24,750円 (消費税込) ※6/30までの申込み

 

●講師

山形大学大学院 理工学研究科バイオ化学工学分野 教授 野々村 美宗先生

1996年慶應義塾大学大学院後期博士課程修了、花王株式会社入社。11年間メイクアップ化粧料、皮膚洗浄料の商品開発を担当し、2007年から現職。日本化学会コロイドおよび界面化学部会奨励賞(2008年)など受賞。日本化学会、日本油化学会、化学工学会などに所属

●詳細

・ヒトはどのようにして触/食感を感じるのか?
 ヒト皮膚・歯の構造と物理的な刺激を感じる仕組み

・触/食感を官能評価するための注意点と先端研究
 アンケート用の感覚語彙の選び方 時系列官能評価法 機械学習を用いた推定法 

・触感および食感評価のための機器分析
 化粧品・食品分野で利用されている評価装置とその原理

・ヒト皮膚の構造と運動の特性を模倣した触/食感センシングシステムの開発
 人工皮膚/口腔モデルと正弦運動摩擦評価装置を用いた感覚センシングシステム

・実用例1 パウダーファンデーションは乾いているのになぜ「しっとり」しているの?

・実用例2 牛乳・マヨネーズ・ヨーグルト・・・ エマルション型食品の摩擦と食感

・実用例3 パンの食感をどうやって理解する???

【習得知識】
・触感または食感の官能評価における注意点
・皮膚または口腔内で起こる摩擦現象に着目した感覚のセンシングシステム
・化粧品・食品を評価する際の測定・解析法

【講義概要】
 モノに触ったり、食べたりしたときに感じる触感および食感は、皮膚や舌・歯に加わった力学的な刺激が触覚受容器と呼ばれる組織によってセンシングされることによって喚起されることが知られています。しかし、「なめらか」「しっとり」「さらさら」などの多様で繊細な感覚が喚起されるのか、さらにこれらの感覚をコントロールするにはどうすればよいのかは不明な点が多く、商品開発の現場では商品開発担当者の長年の経験と勘に頼っているのが現状です。そこでわたしたちはこれまでに人体の構造や物理的特性を考慮した人工皮膚・舌モデルやヒトがモノに触れたり食べたりする時の運動特性を考慮した触覚/食感センシングシステムを開発し、化粧品用パウダーの「しっとり」「さらさら」感やエマルション系食品の「とろみ」の発現メカニズムを明かにしてきました。本セミナーでは官能評価と物性評価の実例を踏まえて最先端の研究成果とその商品開発への応用を紹介します。



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