このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 粉体装置・設備の設計・エンジニアリングとトラブル対策 [講習会詳細] | テックデザイン
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粉体の物性測定段階からプロセス設計を行い、設備・装置の設計、試運転までを数多く経験してきた講師が、実体験を基に装置設備の設計とトラブルについてのノウハウを詳しく解説します。

 

粉体装置・設備の設計・エンジニアリングとトラブル対策

 

~物性の意味、プロセス組立てと配置、バッチと連続、変更対応、各操作の考え方、スケールアップ対応、ChatGPTの利用~

コード tds20260206a1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2026年 2月 6日(金) 10:00~16:00
配信について アーカイブ配信なし(リアルタイムでのご受講をお願いします)
資料(テキスト) 印刷・製本したものを郵送
受講料
(申込プラン)

通常: 36,300円 (消費税込)

 

粉体装置・設備の設計・エンジニアリングとトラブル対策

●講師

小波技術士事務所 工学博士/技術士(機械部門) フルード工業株式会社 執行役員 技術開発室長  小波 盛佳

横浜国立大学大学院(化学工学専攻)修了後、日曹エンジニアリング㈱で粉体物性解析、機器の開発、粉体プラントのプロセス設計・プロジェクト、制御システム開発・設計や、半導体関連の設備・装置の開発・設計に従事。その後、新規事業開発リーダー、技術開発研究所長として大学・企業と提携し装置等の開発に携わる。現在は、機械・設備の解析・コンサルタントを行う一方、大学の授業、技術者向けの粉体技術、技術文書法、技術発想の各セミナーで講義する。月刊「粉体技術」誌の編集委員(36年間)、専門の著作190点余、講演360件余。横浜国立大学・千葉大学非常勤講師、鹿児島大学客員教授、立上げベンチャーの取締役などを歴任し、鹿児島大学非常勤講師、日本創造学会研究倫理委員長、技術士(機械部門)、工学博士。

●詳細

第1章 プロセス値の決め方
 1. プロセスの基準となる物性値
 2. プロセス用物性値の測定例
 3. スケールアップの基準
 4. 補外(外挿)の難しさ
 5. 処理能力の適正な余裕

第2章 プロセス組み立ての流れ
 1. プロセス組み立ての手順
 2. ブロックフローの作成
 3. プロセスフローの作成
 4. 輸送方法の特徴とプロセスへの適用
 5. 機器仕様リスト(機器データサマリー)
 6. エンジニアリングフローシート
 7. 納入(見積・受注)仕様書
 8. 購入(引合・発注)仕様書
 9. 各種設計図書の補足書

第3章 設備の配置計画
 1. プロセスと配置
 2. 高さ関係からみた配置
 3. 粉体を移動させる方向と方法
 4. 配置計画における注意と工夫
 5. 高さを縮めるために

第4章 バッチ処理と連続処理
 1. バッチ処理と連続処理の違い
 2. 粉体の単位操作におけるバッチと連続
 3. バッチか連続かの選択

第5章 物質やラインの変更と対応
 1. プロセスに影響を及ぼす生産の変更と対応
 2. 製造ラインの系列数
 3. ハンドリング上の対応
 4. 配置の変更への対応
 5. 洗浄のシステム
 6. 移動容器システムの採用
 7. 制御システムの対応

第6章 粉体の諸操作から学ぶ考え方
 1. 粉砕のサイズと方法
 2. 粉砕のエネルギー理論にみる考え方の統合
 3. 粉砕における閉回路
 4. ふるい目の許容差の考え方
 5. ふるいの通過確率と偏析
 6. 完全混合と通常の粉体混合
 7. 供給機の構成と機能
 8. 定量供給の方式
 9. バッチ計量の精度

第7章 粉体プラントにおけるトラブルと対策
 1. トラブルに対する心構え
 2. トラブルが発生する工程とトラブルの内容
 3. 粉体トラブルの分類と具体的な事象
 4. トラブルが発生するタイミング
 5. 取り合いにおけるトラブル
 6. 実際のトラブルと対策の例
 7. プラントのスケールアップ比率の考え方

<付録>
 追加資料1 粉体を取り扱うコツ
 追加資料2 粉体物性測定法
 追加資料3 製造運転のタイムスケジュール
 追加資料4 技術発想のヒントと生成AIの利用
 (計画とトラブル対策のためのアイデア創出)

【修得知識】
✓ 粉体を扱う装置・装置を設計する上での基本的考え方
✓ 粉体物性の把握についての知識
✓ 粉体プラント・装置におけるトラブルの知識と心構え
✓ トラブルについての心構え
✓ 計画上の工夫やトラブル解決に導く生成AIの利用法

【講演概要】
 粉体装置・設備を扱うために、粉体プロセスの組み立て方やトラブル対処を示すものとしては唯一といって良いセミナーです。この講座では、技術者が粉体装置のプロセス設計や粉体プラントの計画・設計を行う中で経験したこと、掘り下げて考えてきたことを整理し、実際に役立つ例を多く挙げ、丁寧に解説します。他に類をみない疑似体験ができます。
 まず粉体設備において基本となる物性の測定法からプロセス値を決める考え方を示し、プロセス組み立ての手順、配置計画、バッチと連続の組み方を示します。また原料や生産量などの各種の変更に対して臨機応変に対応できる設備の考え方について解説し、粉体の各単位操作における特異な話題を集めて技術の考え方を示します。最後に粉体プラントのトラブルについて例を挙げながら説明します。付録資料として、粉体を取り扱うコツ、粉体物性測定法、粉体設備運転スケジュールの考え方を載せます。また、粉体設備のように多くのアイデアを出しながら行う設計・計画とトラブル対応に有用な、発想のためのアイデアヒント集とアイデアを出すためのChatGPTの利用法を示します。
 テキストは分かりやすい文章形式で復習に役立ち、トラブル例などを設計やトラブル時にそのまま参照できます。本講座は、粉体を扱う装置および設備の計画、設計、運転管理にたずさわる技術者に役立ちます。



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