このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 糖アルコール・還元水飴の基礎とアプリケーション [講習会詳細] | テックデザイン
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甘味料としての活用はもちろん、色だけではなくテクスチャーなどの品質改善を追求したい開発者・研究者に! 本講座では糖アルコール・還元水飴の基礎や各素材の特性・機能性を踏まえた上で、食品ごとの使い分けや利活用の勘所を具体的なレシピも踏まえて解説します。

 

糖アルコール・還元水飴の基礎とアプリケーション

 

~テクスチャー改善にも活用できる! “甘い”だけではない、さまざまな機能と活用事例~

コード tds20260115h1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2026年 1月 15日(木) 14:00~15:30
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は講習会当日の10日後まで)
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格: 19,800円 (消費税込)

早割価格: 15,840円 (消費税込) ※12月12日までのお申し込みが対象です。

 

糖アルコール・還元水飴の基礎とアプリケーション

●詳細

Ⅰ.入門編 ~糖アルコールの基礎~
・用語の確認:糖質、糖類、糖アルコールの違い
・糖アルコールの種類、原料、製法、特徴
・糖アルコールの様々な特性、機能
・食品分野における活用例:理化学、生理学的特性、味質
 (ここでは、教科書的な活用例を紹介します)

まずは、糖アルコールの基本知識をご紹介します。ソルビトール、マルチトール、キシリトールなど、比較的知名度のある物質を例に、糖アルコールを活用していくうえで知っておきたい基本的な情報を説明します。

Ⅱ.基礎編 ~還元水飴の基礎~
・還元水飴とは何か?
・還元水飴の分類と特徴
・甘味料”から“機能性素材”へ:
 ボリューム、テクスチャー、ストラクチャー改善効果

本講義の主役である「還元水飴」を深堀します。還元水飴は分子量の異なる糖アルコールの混合物であり、組成(平均分子量)の違いによって用途や効果が特徴づけられています。各食品(アイテム)におけるアプリケーション事例への橋渡しとして、I.で説明する糖アルコールとしての特性に加え、「還元水飴」ならではの効果も紹介します。

Ⅲ.応用・実践編 ~還元水飴の食品分野別アプリケーション~
・製菓分野:
 しっとり感、焼き色、テクスチャーコントロール
・製パン分野:
 ボリューム、色、テクスチャーの改善と経時変化耐性
・加工食品、畜肉製品分野:テクスチャー
・フレーバーのエンハンスとマスキング
・今後の展望

実際の食品(製品)での用途開発例を参考に、還元水飴の具体的な用法をアイテムまたは機能・効果の切り口から説明します。キーワードはテクスチャー、ストラクチャー、ボリュームです。機能・効果の概要に加え、聴講者の皆様がすぐに活用できる具体的なレシピも紹介します。

Ⅳ.その他

各チャプターでは、素材およびアプリケーション評価に役立つ評価・分析例(レオメーター、DSC、HPLC)や、開発効率化のための物性値活用についても適宜紹介します。

<本講座での習得事項>
①糖アルコール・還元水飴の物性・機能性を体系的に理解し、
 食品開発における課題解決に応用するための基礎知識を習得できる。
②製パン・製菓・各種加工食品における具体的事例から、
 テクスチャー改善や日持ち向上など、
 製品の付加価値を高める実践的なヒントを得られる。
③様々な還元水飴の中から、目的に応じて最適なものを選定し、
 課題解決を実現できる「使い分け」のポイントを習得できる。

<講義概要>
 糖アルコールとは糖質の一種であり、その名前の通り甘味料(甘い素材)としての利用が主でした。近年の用途開発研究によってテクスチャーやストラクチャーの改善などを可能にする機能性素材としての側面が明らかになってきました。還元水飴は糖アルコールの一種ですが、その糖組成(平均分子量)によって特徴や効果が異なるため、還元水飴は「使うか、使わないか」ではなく、「どう使い分けるか」という視点が重要です。
 本講義では、糖アルコール(還元水飴)という素材を活用した食品の品質改善について、理論と実践の両面から解説します。まずは特徴的な物理化学的性質について理解を深め、続いて、菓子、パン、畜肉加工品などの主要な食品分野における還元水飴の具体的な応用事例を、実際のデータと共に詳しく紹介します。単なる素材紹介にとどまらず、食品研究・開発者が抱える各種課題を、還元水飴を用いて理論的に解決するためのヒントを提供することを目指します。

講師紹介①

●講師

Bフードサイエンス株式会社 研究開発センター 主任研究員 (兼)信州大学 工学部 特任准教授 曽我部 知史

広島大学 大学院統合生命科学研究科 博士後期課程修了(博士〈農学〉)。2023年 物産フードサイエンス株式会社(現:Bフードサイエンス株式会社)入社し、2025年 信州大学 工学部 特任准教授を兼任する。食品のガラス転移に関する研究および糖アルコール、オリゴ糖など糖質素材の物性に関する研究を専門とする。

講師紹介②

●講師

Bフードサイエンス株式会社 研究開発センター 主任研究員/グループリーダー 長屋 仁

武蔵工業大学 工学部 環境エネルギー工学科 卒業。2014年 物産フードサイエンス株式会社(現:Bフードサイエンス株式会社)に入社。糖アルコール・還元水飴の製パン分野における用途開発研究に従事している。



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