このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 専門書を読んでも分からない人のための超基礎講座 ステンレス鋼の材料学 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

現代の産業を支えるステンレス鋼について、『市販の本を読んでもよく理解できない方』でもわかるように徹底解説! JIS規格を踏まえた上で様々な種類のステンレス鋼の特性や熱処理のプロセス・影響を体系立てて講義します。

 

専門書を読んでも分からない人のための超基礎講座
ステンレス鋼の材料学

 

コード tds20260202h1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2026年 2月 2日(月) 10:00~13:00
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は講習会当日の10日後まで)
資料(テキスト) 印刷物を郵送
受講料
(申込プラン)

通常価格: 24,200円 (消費税込)

早割価格: 19,360円 (消費税込) ※12月12日までのお申し込みが対象です。

 

ステンレス鋼の材料学

●講師

松野技術士事務所 代表 松野 進

横浜国立大工学部金属工学科卒業。株式会社栗本鐵工所にて耐摩耗・耐腐食鉄系鋳造材料の開発に従事しながら、他メーカや大学等と共同研究を実施。“低けい素による高マンガン鋳鋼の高靭性化”にて平成9年度 日本鋳造工学会技術賞を受賞。現在は、松野技術士事務所を開設。博士(工学)、技術士(金属部門)。

●詳細

Ⅰ.JIS規格の用語
1.化学成分
2.引張強さ、耐力
3.伸び、絞り 
4.硬さ
5.シャルピー衝撃値

Ⅱ.ステンレス鋼の概要
1.ステンレス鋼鋼材とは?
2.クロム量と耐腐食性の関係
3.ステンレス鋼がさびにくい理由
4.ステンレス鋼の温度と引張強さの関係
5.ステンレス鋼の温度とシャルピー吸収エネルギーの関係

Ⅲ.オーステナイト系ステンレス鋼
1.熱処理の目的と内容
2.安定化ステンレス鋼
3.熱処理の注意点
4.各種ステンレス鋼と炭素鋼の熱伝導度
5.大型、複雑形状に対する固溶化熱処理方法
6.固溶化熱処理時間
7.鋭敏化とは?
8.SUS304の化学成分、熱処理条件と機械的性質
9.鋭敏化現象のメカニズム
10.SUS304およびSUS316のTTS曲線から分かること
11.鋭敏化温度とSUS304組織の関係
12.鋭敏化の対策
13.鋭敏化したSUS304を正常な組織に戻す方法
14.SUS304を鋭敏化処理後に固溶化処理した組織
15.SUS304の結晶粒径と鋭敏化の関係

Ⅳ.フェライト系ステンレス鋼
1.熱処理の目的と内容
2.熱処理の注意点
3.フェライト系ステンレス鋼(0.07%C)のシグマ相析出に及ぼすCr、Si、Alの影響
4.475℃脆性とCr量の関係
5.SUS43の化学成分、熱処理条件、機械的性質、組織

Ⅴ.二相系ステンレス鋼
1.熱処理の目的と内容
2.熱処理の注意点
3.二相ステンレス鋼の等温変態における脆化温度
4.シャルピー衝撃値に及ぼすシグマ相量の影響
5.SUS329J1の化学成分、熱処理、機械的性質、組織
6.SUS329J4Lの化学成分、熱処理、機械的性質、組織

Ⅵ.マルテンサイト系ステンレス鋼
1.熱処理の目的と内容
2.焼きなまし
3.焼入れ
4.Cr量、C量と焼入れ性の関係
5.Cr量、C量と焼入れ硬さの関係
6.焼戻し
7.焼戻し温度の選択方法
8.焼戻し温度の注意点
9.焼戻し温度と機械的性質の関係
10.SUS410の化学成分、熱処理条件、機械的性質、組織
11.SUS420J2の化学成分、熱処理条件、機械的性質、組織
12.SUS440A、SUS440B、SUS440Cの違い
13.SUS440Cの化学成分、熱処理条件、機械的性質、組織
14.SUS440Cの焼入れ温度と硬さの関係
15.SUS440C系ステンレス鋼の焼入時の残留オーステナイト量
16.Ms点(マルテンサイト変態開始温度)と成分の関係

Ⅶ.析出硬化型ステンレス鋼
1.熱処理の目的と内容
2.熱処理の注意点
3.転位の移動と変形機構
4.析出強化とは?
5.析出物と転位運動の関係
6.析出粒子径と転位運動の関係
7.析出強化の効果を上げる方法
8.SUS630の化学成分、熱処理条件、機械的性質、組織
9.SUS630の析出硬化熱処理温度と引張強度の関係
10.SUS630の析出硬化熱処理温度と硬度の関係
11.SUS630の析出硬化熱処理温度とシャルピー衝撃値の関係
12.SUS630が硬い理由
13.固溶化熱処理でマルテンサイトに変態する理由
14.連続冷却変態曲線(CCT曲線)

<本講座での習得事項>
 ・ステンレス鋼の種類とその特長
 ・ステンレス鋼の熱処理の目的と注意点 
 ・ステンレス鋼の熱処理条件が組織と機械的性質に及ぼす影響
 ・ステンレス鋼の化学成分が熱処理に及ぼす影響

<講義概要>
 ステンレス鋼は、耐食性、機械的性質、加工性、耐熱性などの優れた特性があるため、食器、医療用機器、化学機器、航空機、自動車など広範囲で使用されます。ステンレス鋼はクロム、ニッケルなどの元素を含む鉄鋼材料ですが、主に5種類に分類されます。また、ステンレス鋼の特性を最大限に発揮させるためには、各々のステンレス鋼の特性を理解することが重要です。
 そこで、本講座では、ステンレス鋼の化学成分と熱処理が組織と機械的性質に対する影響について解説することでステンレス鋼を理解することができるため、その特性を最大限に生かすことができます。



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