このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 マーケティングと官能評価は融合できるのか [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

「しっくりこない理由は、ターゲットを見誤っていたから。」多くの方がマーケティング理論や官能評価のセミナーを受講し、難解な統計書籍にも挑戦してきました。しかし「学んでも実務にどう活かすのか分からない」というのが本音ではないでしょうか。その原因の一つは、真のターゲットクラスターを正しく抽出できていないことにあります。本講座では、従来の「母集団からの無作為抽出」という常識を超え、マーケティングで必要なターゲット選定の新しい視点を体験的に学んでいただけます。

 

サイエンスカフェ

 

マーケティングと官能評価は融合できるのか

 

コード tdx20260318t2
ジャンル 食品
形式 対面セミナー
日程/時間 2026年 3月 18日(水) 10:00~12:00
会場

関西大学 東京センター(東京 東京駅 大手町駅)

受講料
(申込プラン)

1名(請求書は電子データとさせていただきます。): 9,900円 (消費税込)

 

●講師

一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ 代表理事 テックデザインパートナー講師 広田 鉄磨

ネスレのグローバル組織で海外勤務を 13 年経験、地方や国によって大きく食品安全の概念や座標が異なることを体感。帰国後は その経験をもとに 厚労省の HACCP 教育ツール開発グループメンバー、農⽔省主導の JFSM 創設準備委員会メンバー、JFS-A,B 監査員研修のテキスト編集。関⻄大学特任教授として食品安全を教えるかたわら 自ら創設した 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズの代表理事となって現在に至る。
広田氏解説のe-ラーニング
オンデマンドで学ぶ”実務で役立つ熱殺菌” 【じっくり学ぶシリーズ 熱殺菌工学編】
新・食品産業を取り巻く食品安心安全リスク
何名でも見放題 食品品質向上シリーズ【e-learning】

●詳細

 コトラーのマーケティング5.0に代表されるようにマーケティングはAIを取り込みながら無限の発展を遂げているかのように吹聴されています。同じく官能評価の側でもAIセンサー化が喧伝され両者の間にはAIという橋が架かっているのであるから融合は容易ではないかというのが大方のみなさまの印象ではないかと思います。このサイエンスカフェの中では両者の融合はまだまだ遠い先のことであることを明確にします。
 その第一の理由はマーケティングの側ではまだ予見的なマーケティングを実現できていません。ほとんどすべて過去の軌道の延長線上に新たな消費が起きるといった経験則からのマーケティングでしかないのです。AIを導入したとしてもそこに演算式として入れ込まれているのは経験則を観測したものでしかないのです。
 そして官能評価の側ではいままでの分析が事後的な内容に集中しており、予見的な検証(Validation)にはまったくといっていいほどなじんでいません。消費者がどこに向かおうとしているのかの予測を最初から放棄し、過去にはこういった傾向が示されたので将来はその延長線上にあるだろうといった根拠の乏しい推論しかできていないのです。
 そして両者ともにターゲットのクラスターから直接に意見を抽出せずに内輪の意見の収集に専念していることが大半です。嗜好を尋ねるのであれば実際の購入者に直に尋ねなければならないという万古不変の法則が無視され最新のマーティングツールや高度な統計手法という名称に幻惑され事実をみようとしていないのです。
 この点でいえば今回のサイエンスカフェは夢ばかりを語るマーケティング、やってもないことまでやっていると吹聴する官能評価セミナーの内容を期待する方々にはとてもがっかりする内容です。厳しく現実を見つめてみたいという方のみご参加ください。


マーケティングの主要段階と官能評価の役割
⇒市場調査段階、製品開発段階、製品テスト段階、製品発売段階の各段階でマーケティングは官能評価による検証を求めると定義されてはいますが、すべてにおいて真のターゲットの意見を聞くという作業をおろそかにしているため官能評価はマーケターにとって耳障りのよい結論しか提供できていないという現実があります。

官能評価データの分析手法
⇒高度な統計学手法があったとしても元データの信頼度が低い場合にはいくら高度な手法を駆使したとしても導き出される結論は信頼性の低いものとなります。官能評価とマーケティングの基本的な違いを説明し、どうしてこんな行き違いが生じるのかを明確にします。

官能評価は事後的な評価を得意とするのだが・・・
⇒官能評価は後講釈で、なにが売れる因子であったかは(Verification)説明できてもどうやったら売れる商品を作れるのか(Validation)については何も語れていません。

マーケティングと官能評価の融合においての障害
⇒一番大事なのは共通言語の創生であり、望ましくは共通尺度の形成までにも行きたいことを解説します。

予見的マーケティングとは
⇒真のクラスターからの意見抽出を心がけ、マーケターと官能評価者が共通言語で討論を重ね、望ましくは共通尺度の上でプランを練ることが成功への道であることを示します。





【サイエンスカフェとは】
サイエンスカフェとは、科学技術の分野で従来から行われている講演会、シンポジウムとは異なり、科学の専門家と一般の人々が、カフェなどの比較的小規模な場所でコーヒーを飲みながら、科学について気軽に語り合う場をつくろうという試みです。
日本学術会議

<参加対象>
・どのような形であっても自分の仕事の中で官能評価にかかわっていらっしゃる方、または今後担当なさる方


<参加の流れ>
・申し込み。
・12時半から3階エントランスにて受付。
・13時から講師による動画の補足解説。
・解説終了後はディスカッション、質疑応答。
・終了後17時までは講師や他受講者と交流可能。
※コーヒーは会場にあります。



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