このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 三相乳化の基本と産業への応用 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

三相乳化の基礎理論から製剤設計、安定化技術、工程導入までを実務視点で学ぶ集中講座です。三相系の界面挙動や相互作用、乳化剤選定、配合設計、評価法、スケールアップ上の注意点を具体例とデータで解説し、製造現場での導入手順や品質管理の実務ノウハウを習得します。化粧品・食品・医薬分野の開発担当者や技術者が、製品差別化と生産性向上を同時に実現するための実践的スキルを得られる内容です。

 

三相乳化の基本と産業への応用

 

コード tds20260715t1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2026年 7月 15日(水) 13:30~16:00
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は講習会当日の10日後まで)
資料(テキスト) PDFのダウンロード
受講料
(申込プラン)

1名: 29,700円 (消費税込)

 

●講師

神奈川大学 研究推進部 産学官連携課 三相乳化技術研究開発プロジェクト 宮坂 佳那

信州大学 工学系研究科 物質基礎化学専攻 修士課程修了後、化粧品メーカーに入社。6年間スキンケア化粧品の研究開発に従事。2015年~神奈川大学に技術職員として入職後、三相乳化の発明者である田嶋和夫名誉教授のもとで三相乳化の研究に従事し、現在に至る。三相乳化の基礎研究および三相乳化技術を応用した化粧品や食品など、企業との共同研究に取り組む。2025年 博士号取得(工学)神奈川大学

●詳細

1.はじめに
  1.1 乳化とは
  1.2 乳化安定化技術の分類

2.従来の乳化法
  2.1 界面活性剤による乳化
  2.2 Pickering法による乳化

3.三相乳化の原理
  3.1 三相乳化の概念
  3.2 乳化原理と物理化学的背景
  3.3 従来乳化法との原理的差異
  3.4 三相乳化に用いる粒子の特性(種類、状態、粒径)
  3.5 三相乳化に使用される粒子の具体例
  3.6 三相乳化エマルションの評価・測定法

4.三相乳化の乳化特性
  4.1 界面物性や油種に依存しない乳化
  4.2 低界面張力油剤の乳化(農薬、香料、溶剤)
  4.3 高融点油剤の乳化および固体分散

5.三相乳化エマルションの特徴
  5.1 エマルションの希釈・濃縮
  5.2 エマルションの混合
  5.3 耐酸性・耐塩性
  5.4 大粒径エマルションの形成
  5.5 機能性付加(苦味・渋味低減、耐色性、泡保持、吸着)

6.応用事例
  6.1 食品分野
  6.2 化粧品分野
  6.3 その他分野(燃料、飼料)

<習得知識>
・三相乳化の基本概念と乳化形成のメカニズム
・三相乳化に使用する粒子の特性
・三相乳化技術の特徴(油種依存性の低さ、低界面張力油剤の乳化、高融点油剤の分散など)
・三相乳化技術の実用特性および食品・化粧品などへの応用可能性


<講義概要>
 エマルションは食品、化粧品、医薬、農薬、化学工業など多くの分野で利用されており、その形成・安定化技術は多様な産業において重要な役割を担っている。近年、油剤の多様化や機能性材料の高度化に伴い、従来の乳化技術では安定化が困難な系や、新たな機能が求められる場面が増えている。
 本解説では、親水性ナノ粒子によって乳化を安定化する新しい乳化技術「三相乳化」について、その原理、特徴および応用可能性を解説する。三相乳化では、柔らかい親水性ナノ粒子が油滴表面に不可逆的に付着することでエマルションが形成されるため、高い乳化安定性を示す。この安定化機構により、従来の界面活性剤系乳化やPickering乳化とは異なる特性を発現する。
 講演ではまず、三相乳化の基本原理とナノ粒子の特性を整理したうえで、油種や界面物性に依存しない乳化や高融点油剤の分散などの特徴的な乳化特性を紹介する。さらに、耐酸性・耐塩性、希釈および濃縮時の挙動、大粒径エマルション形成といった実用的特性に加え、苦味・渋味低減、泡保持、吸着などの機能性についても解説する。最後に、食品や化粧品分野などへの応用事例を紹介し、三相乳化技術の実用的意義と今後の展開について議論する。



  • facebook
       



      
ページTOPへ