このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 ペットフード開発・製造・販売の実務と留意点 [講習会詳細] | テックデザイン
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消費者の信頼に応えるために、ペットフード開発の各ステージで取り組むべき課題について、事例を含めて解説します。

ペットフード開発・製造・販売の実務と留意点

~関連法規・製品企画・表示作成・販売体制・品質保証~

【日 程】

2023年4月26日(水) 10:00~17:00

【会 場】

23区内会議室

 

※オンライン受講の方はお好きな場所でご受講いただけます。

【受講料】

35,200円(税込/テキスト付)

【テキスト】

オンライン受講:郵送

 

会場受講   :当日配布 

【備 考】

アーカイブ配信:あり
会場受講の場合もアーカイブ動画は配信します



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         ★オンラインの配信方法はZoomとなります。

講師: ペットフード・テクノリサーチ 代表,獣医師 藤井 立哉

経歴: 1984年日本獣医畜産大学獣医学部修士課程修了。医薬品・医療機器メーカーの研究開発・マーケティング、医薬品製造の品質保証などに従事。2000年より日本ヒルズ・コルゲート(株)にて、ペットフードの学術調査、マーケティング、技術サポートを担当。2012年ペットフード・テクノリサーチを設立し、開発から販売まで幅広くペットフードビジネスについてのコンサルティング業務を行う。また、過去には農林水産省農業資材審議会専門員(ペットフード安全法)、一般社団法人ペットフード協会およびペットフード公正取引協議会の技術委員長を務め、現在も、日本獣医生命科学大学非常勤講師、一般財団法人獣医療法食評価センター専務理事、環境省中央環境審議会動物愛護部会委員などを務める。

1.はじめに
1)消費者がペットフードに求めることを考えてみる
2)ペットフードにおける安心・安全・品質とは

2.基礎知識
1)定義
2)市場
3)種類:用途・形状等による分類
4)製造:原材料と加工

3.関連法規
1)ペットフード安全法
2)景品表示法と公正競争規約
3)医薬品医療機器等法
4)その他の関連法規

4.どんな製品を作るのか(製品規格)
1)カテゴリーや用途を決める
2)製品形状と製造方法を考える
3)原材料の選定
4)添加物の選定
5)製造管理と品質管理
6)品質の保持と賞味期限
7)製造原価と販売価格を考える

5.製品特長を正しく伝える(表示作成)
1)原材料の名前を正しく表示する
2)原材料の写真を使う場合の注事点
3)原産国名に国産と表示するには? 
4)給与方法と給与量
5)製品説明と用語の使い方:低カロリー、無添加、ナチュラル
6)医薬的表現を避けて製品の機能や特長を説明する

6.消費者の信頼に応える(販売支援体制)
1)法令遵守(事業者の届出、帳簿の備付け、立入検査)
2)商品への認知と理解を広げる
3)問合せや苦情への対応
4)危機管理対応

7.事例研究
1)海外工場への製造委託および輸入販売
2)食品からペットフードへの展開
3)ペット用サプリメントの開発から市場導入
4)ジビエ(野生獣肉)の利用と留意点
5)手作り食による栄養管理

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【習得知識】
①消費者がペットフードに求めること
②ペットフードにおける安心・安全・品質
③関連法令の要件
④製品の企画から仕様作成の流れ
⑤表示作成の留意点
⑥販売を支える仕組み

【講師のことば】
  より良い商品を求める消費者にとって、安全性・機能・価格などは特に重要要素となります。人の食品では、例えば冷凍食品などは料理の経験を通じ、消費者自身が商品価値(おいしさや作る手間など)を評価することも可能です。一方、ペットフードの場合、市販のペットフードと手作り食では、見た目も栄養バランスも異なります。また、多くの消費者は、その製造や栄養学について、必ずしも深い専門知識を有しているわけではありません。インターネットやスマートフォンの普及により、誰でも簡単に情報にアクセスできるようになったものの、数多の情報から、問題解決に役立つ情報を選び出すことは簡単ではありません。ペットの年齢や健康状態などで、細かな違いがあっても、知りたいことは、「安全であること」と「自分の飼育するペットの健康状態に有益か」という2点に集約されます。ペットフード安全法の施行から10年が経過しました。法律で求められることは最低限であり、消費者は、さらに高いレベルの安心・安全を期待することでしょう。ペットフードの安全確保は事業者に第一義的責任があると法律で定めており、特にブランド・オーナーとなる事業者は、委託先や協力会社を含め業務全般の把握に努めます。
 本講座では、消費者の求める安心と安全に応えるペットフード開発の各ステージで取り組むべき課題について、事例を含めて解説します。安全性や品質に対する考え方は原理原則の部分では食品と同じでも、所管する法律や行政機関が異なることからペットフード特有の対応や解釈が求められます。ペットフードの利用目的は主食以外にも、おやつ、おかず、サプリメントのように日常的に利用するものから、病気の犬猫の食事療法では獣医師の診察と指導のもとで給与する療法食のような特殊なものまで多岐にわたります。従来からの身近な小売店(規模もホームセンターからコンビニまで)だけでなくネット販売も含め各業態に適した商品(形状・サイズ・価格帯など)や販売支援体制の構築も必要となります。また健康志向の高まりから、サプリメントやペットフードに含まれる栄養成分と健康機能の関係について説明する機会も多くなっています。このとき医薬的な効能効果の訴求ができないことに注意しつつ、科学的データなど客観的根拠に基づき、消費者が理解しやすい平易な表示を心がけます。近年、ジビエ (野生鳥獣肉)を利用した商品や手作り食を冷凍で宅配するサービスなども登場し、そこで使用される原材料や製造工程に応じた適切な管理も求められます。



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