このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 水分・温度の食品物性に及ぼす影響と品質設計への応用 [講習会詳細] | テックデザイン
FAXでのお申し込みはこちらから

食品の品質制御には欠かせない『水分・温度の性質と役割』を気鋭の講師が解説します! 実在食品の事例を多く取り上げるため、水分活性・水分や温度変化と物性との関わりを直感に理解できます。食品開発の最前線を担う技術者に是非お聞き頂きたい講座です。


水分・温度の食品物性に及ぼす影響と品質設計への応用

~糖質・澱粉系食品での事例を中心とした物性制御の考え方と進め方~

【日 程】

2023年4月21日(金) 10:00~17:00

【会 場】

Zoom配信(Webセミナー)

【受講料】

36,300円(税込/テキスト付)

【テキスト】

PDFデータのダウンロード

【備 考】

アーカイブ配信:あり

 

※当日ご都合が合わなくても、録画のみのご受講も可能です。



                          本セミナーは「Zoom」を利用します。
                          お申込に際してはTech Design Annexにて詳細をご確認ください
                                ※Tech Design Annexは株式会社テックデザインが運営する総合情報サイトです。
                              

講師: 広島大学 大学院統合生命科学研究科 教授 川井 清司先生

経歴: 東京水産大学大学院水産学研究科食品生産学専攻博士後期課程修了。博士(水産学)。食品の製品開発や品質制御に役立てることを目的に、食品の物理的性状変化(融解、結晶化、ガラス-ラバー転移、包摂複合体形成など)について、温度、圧力、水分含有量などの因子に着目し、その解明に取り組んでいる。日本農芸化学会、日本食品工学会、日本冷凍空調学会、日本応用糖質科学会、低温生物工学会などに所属。日本食品工学会奨励賞、日本応用糖質科学会奨励賞、低温生物工学会奨励賞、安藤百福賞(発明発見奨励賞)などを受賞。 

 Ⅰ. イントロダクション
  ・食品の水分と水分活性
  ・実例から学ぶ食品の水分活性と品質制御
  ・食品の水分とガラス-ラバー転移

 Ⅱ.低~中水分領域における食品の物性変化と品質制御
  ・吸湿による粉末の固着とその制御
  ・水分・温度による粉末の圧縮固化特性の制御
  ・吸湿によるクッキーおよび天ぷら衣の食感軟化とその制御

 Ⅲ.中~高水分領域における食品の物性変化と品質制御
  ・焼成(温度・水分変化)過程におけるクッキー生地中での澱粉の融解制御
  ・茹でパスタの水分と食感の制御
  ・加水に伴うピッツァ生地の粘弾性変化の制御とピッツァクラストの食感制御
  ・澱粉および米飯の老化制御

 Ⅳ.マイナス温度における食品の物性変化と品質制御
  ・食品中の水の結晶化挙動、浸透圧脱水、凍結濃縮ガラス転移、不凍水
  ・冷凍食品における各種品質制御(果物、アイスクリーム、澱粉ゲル)

/images/noimage.png

<習得事項>
 1.水分活性の基礎
 2.水分および温度変化が食品のレオロジー(弾性、粘性、粘弾性)に及ぼす影響
 3.水分および温度変化が食品の熱物性(融解、結晶化、ガラス転移)に及ぼす影響

<講義概要>
 多くの食品は複数の親水性成分から構成されていますので、それらの品質を制御するには水の性質と役割を理解することが必要不可欠といえます。本講義では食品と水との相互作用と物性との関わりについて、基礎から実例に至るまでを包括的に理解することを目的とします。第1部では食品の水分活性。水分含量をテーマに、身近な食品での実例を紹介しつつ、それらを制御することの実用的意義とそのアプローチについて解説します。第2部では水が食品のレオロジー(粘性、弾性、粘弾性)並びに熱物性(融点、ガラス転移温度)に及ぼす影響をテーマとし、澱粉系食品などを対象とした研究事例に基づき、食品開発や品質設計への利用について説明します。また、マイナス温度(凍結下)での食品の物性変化についても扱う予定です。いずれも実在する食品を対象とした事例を多く取り入れることで、物性という抽象的な話題を、直感的に理解できるよう努めたいと思います。


                           >
ご受講の流れ
   お支払方法   アーカイブ配信



  • facebook

  • 食添素材ナビ


                 
ページTOPへ