このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 チルド食品・チルド総菜の製造技術と衛生管理のポイント [講習会詳細] | テックデザイン
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コロナ禍以降、需要の高まる一方の『チルド食品』に把握必須の知識を徹底解説! 製造技術・工程管理の基礎や微生物への対策・安全性評価の手法をそれぞれの専門家が講義します。また、実際の開発事例に基づいて美味しさと安全を両立するための知見を紹介します。

 

チルド食品・チルド総菜の製造技術と衛生管理のポイント

 

コード tds20240705h1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー
日程/時間 2024年 7月 5日(金) 10:30~17:15
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込)

 

ロングライフチルド食品の製造技術全般について (10:30〜13:00)

●講師

増田食品開発コンサルティング 代表 増田 敏郎

1978年 早稲田大学理工学部を卒業。1978年~2002年 エスビー食品㈱にて24年間食品の研究及び開発を行う。2002年~2010年㈱シンワ機械にて装置開発及び新技術開発に従事。2010年6月、増田食品開発コンサルティングとして独立、現在に至る。経歴や著書、講演実績、コンサルティング実績などの詳細は下記ホームページをご覧下さい。増田食品開発コンサルティングホームページ:https://masuda-consulting.com/

●詳細

Ⅰ.食品保存の基礎
 1.食品の劣化
 2.微生物制御
 3.賞味期限の設定について
Ⅱ.ロングライフチルドとは
 1.代表的な(保存性)食品の加工プロセス一覧
 2.代表的な惣菜類の製品例と包装形態
Ⅲ.ロングライフチルドの製造技術(工程及び装置など)
 1.工程例 惣菜加工、真空包装、MAP包装、チルド殺菌、冷凍、特殊な処理、マイクロ波など
 2.各種製法の技術的な位置付け(加工プロセス一覧より
 3.機械装置
Ⅳ.ロングライフチルドの品質及び工程管理
 1.ロングライフチルドの保存性
 2.ロングライフチルドの品質工程管理
Ⅴ.ロングライフチルドに使用される包装材料
 1.包装材料の基礎
 2.ロングライフチルドに使用される包装材料
Ⅵ.最近の話題
 (超)高圧殺菌、スキンパック、包装の紙化、環境対応包装技術など最新の情報を予定

<本講座での習得事項>
・今最も注目されているロングライフチルド食品はどのような技術で作られているか
・チルド低温殺菌、冷凍技術、そしてMAP包装(ガス置換包装)の技術全体像
・それらの殺菌条件及び製造条件、衛生管理などのポイントについて
・更に重要な装置技術や包装材料についての情報、最新の話題など

<講義概要>
 食品の中でも惣菜類は日々の食事に直結し、消費者に一番近いものである。しかし日配の惣菜類は日持ちがしない、店内調理されている例も多いが通常は日付けを気にして深夜などに生産されている例も多い。結果的に廃棄ロスの増加や深夜生産や配送時間短縮の為の生産拠点の分散など生産体制の問題を抱えている。
 殺菌惣菜に始まるロングライフ惣菜技術はそれらの問題を解決できる技術である。しかしながら品質を保ちながら日持ちさせるには為には様々な技術が必要であり、チルド食品にはレトルト食品などのような統一規格や規定も無いのが現状である。
 本講義ではそれらの技術の全体像と重要点を示すと共に関連技術も網羅してお話し、更に最近の話題の情報なども提供する予定にしています、ロングライフ化を検討している方々への指針のなればと考えています。

容器詰チルド食品と微生物 (14:00〜16:00)

●講師

公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品微生物学研究室長 山口 敏季

1996年、東京水産大学 大学院水産学研究科 博士前期課程卒業後、社団法人 日本缶詰協会(現日本缶詰びん詰レトルト食品協会)にて 研究所 第2研究室(食品微生物)に勤務。2010年、社団法人 日本缶詰協会 研究所 食品微生物学研究室 課長に就任。2021年より公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品微生物学研究室長を務める。

●詳細

Ⅰ.容器詰チルド食品と加熱殺菌
 1.チルド食品の食中毒事件と対策
 2.変敗チルド食品から分離した細菌と耐熱性
 3.殺菌基準が定められている食品
Ⅱ.市販容器詰チルド食品の生菌数と細菌叢の実態調査
 1.購入した市販チルド食品の分類
 2.市販チルド食品と生菌数
 3.検出された細菌の同定と種類
Ⅲ.容器詰チルド食品で発育する有芽胞細菌の性状
 1.チルド食品由来の有芽胞細菌の種類
 2.チルド食品由来の有芽胞細菌の主な性状
 3.チルド食品由来の有芽胞細菌の耐熱性
Ⅳ.容器詰チルド食品の微生物検査,安全性の評価
 1.低温化で発育する食中毒細菌
 2.チルド食品の安全性の確保と微生物制御
 3.チルド食品の微生物学的検査項目と規格

<本講座での習得事項>
 ・容器詰チルド食品と殺菌について
 ・市販の容器詰チルド食品の市場調査について
 ・市販容器詰チルド食品の生菌数実態調査,
 ・容器詰チルド食品で発育する有芽胞細菌の性状について
 ・容器詰チルド食品の微生物検査および規格基準について

<講義概要>
 市販されている容器詰チルド食品の微生物学的な市場調査について、市販容器詰チルド食品の生菌数、検出された有芽胞細菌、チルド流通においてリスクとなる低温下で発育する有芽胞細菌の性状などを報告する。さらに、容器詰チルド食品の微生物検査、微生物学的安全性の評価について提案する。

チルド惣菜開発の実際 ~おいしさの追求と安心安全の両立~ (16:15〜17:15)

●講師

フジッコ株式会社 コア事業本部 部長(技術担当)兼 豆事業部長補佐 瀬川 幸秀

1993年 東京農業大学卒業、同年フジッコ株式会社入社。1993年~2010年 東京工場で製造、浜坂工場、境港工場、西宮工場、鳴尾工場にて品質管理に携わる。2010年より商品開発、技術開発を担当。

●詳細

Ⅰ.フジッコ株式会社の概要
Ⅱ.当社の開発の歴史
Ⅲ.商品開発に必要な知識
Ⅳ.チルド惣菜の市場の変遷
Ⅵ.チルド惣菜の開発手法(開発事例より)
 1.真空包装熱殺菌惣菜
 2.マイクロ波殺菌惣菜
 3.小容量ガス置換熱殺菌惣菜
 4.MAP惣菜

<本講座での習得事項>
 ・商品開発に必要な知識
 ・チルド惣菜のロングライフ化の手法
  …① 原料面 ② 配合面(静菌剤) ③ 殺菌条件 ④ 工程管理

<講義概要>
 フジッコ株式会社は「おいしさ、けんこう、つぎつぎ、わくわく」というスローガンのもと、創業以来、お客様に喜ばれる商品を数多く世に送り出してきました。
 本講義では、その1つであるチルド惣菜の開発について、様々な形態の惣菜を先頭にたって携わった者として、具体例を挙げて、プロセス毎のポイントを説明いたします。
 開発業務に携わって日々悪戦苦闘されている技術者の方々のお役に立てれば幸いです。



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